こんにちは。ランドリーです。
「性器に赤いイボみたいのがあるんですけど」
そういう症状で来院されるお客さんがいっらしゃいます。
その症状ですと、尖圭コンジローマの感染が考えられます。
コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)とよばれる感染症のことで、
大部分が性交あるいはその類似行為で、一定の潜伏期をおいて発症します。
【主な症状】
・男性では、赤い腫瘍(イボ)が陰茎の亀頭、包皮、陰裏に発生する。
・女性は、大小陰唇、膣、子宮頸部に発生。
・男女とも肛門周囲、肛門内や尿道口にもでき直腸内に発生することもある。
・一般的に自覚症状がなく、ほとんどがイボが発生するのみですが、
大きさや発生部位などにより、痛みや痒み、または性交時の痛みや出血が伴う場合もあるそうです。
・接触により出血しやすく、ただれ、壊死を起こし悪臭を放つこともあります。
イボから進行すると全体が腫れあがりカリフラワー状になる場合もある。
・肛門内の尖圭コンジローマは、同性愛者の肛門性交によることが多い。
【主な治療方法】
・主な治療方法として外科的療法と薬物療法があります。
・電気焼灼
局所麻酔下にてイボを焼く。
・5-FU 軟膏
DNA合成阻害で物理的な治療が困難な膣や尿道の尖圭コンジローマに効果がある。
3日に一度くらい塗るだけでOkだそうです。
※強い軟膏ですので、塗りすぎには注意してください。
尖圭コンジローマはウイルス性疾患なので治療後の再発するケースも
多いそうです。
※電気焼灼の施行例では約18%、その再発までの期間は平均3ヶ月くらいと言われています。
ですので長期的な医師による経過観察が必要になってきます。
尖圭コンジローマが長い潜伏期間を経て陰頸癌や子宮頸癌
になるウィルスとの関連性もあると言われています。
次回は検査方法についてお伝えします。